- 渡邊 優

- 6月29日
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ここ最近よく考えていたのが、ご先祖様のことです。
母方、父方、両方のどのご先祖様が欠けても私は存在していません。祈りの際そんなことを考えて感謝していると感慨深いものを感じていました。自分一人で生きていると思っていた自分だけの世界から、沢山のご先祖様の命を引き継いで、DNAを頂いて自分が存在している。それはほぼ奇跡に近いのだと思っていたのです。
そんな折り今回母方の従兄弟のところにお邪魔した際、母方の祖父の戸籍を沢山見せてもらいました。沢山ある戸籍を遡るとそこには、出生 弘化元年拾月貳日、安政六年六月十三日、という生まれを見ました。名前も七郎左エ門と江戸時代らしい名前です。恐らく6代〜7代前のご先祖様にあたります。これ以上前になるとお寺の過去帳を探さないと見つけられないそうです。私はこれだけ古いご先祖様の名前を前にして色んな思いが込み上げてきました。どんな人だったんだろう、どんな暮らしをしていたんだろう、何をしていた人なんだろう、そしてそのご先祖様には奥様がいて、そちらにも無数のご先祖がいる。その方達のお陰で、今自分はこうして生きていられる。そう考えると何とも感喜深いものを感じていたのです。逢ってみたい、逢って感謝を伝えたい、それが正直な思いでした。
思い返すと自分のことばかりで先祖のことなど深く考えず、自分が満足することばかり追っていましたが、歳を取ったせいか、このような戸籍を見てえらく感動していたのです。
これからは沢山の感謝を込めつつ日々祈り、家系図を作ってみたい。そんな思いが込み上げています。

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