用語集
パターンとは
その人が生まれてから今に至るまでの間に、両親や周りの人から受けた影響や刷り込み、自らの体験などから生まれた、習慣化されている心の在り方のことを言います。
エゴ、ビリーフ、思い込み、信念などとも呼ばれてます。
黒パターンとは
例えば「お前は頭が悪い」と両親に言われて育つと、「自分は頭が悪い」という黒パターンが育ち、自分のことを頭が悪いと信じて自信すらも失っていきます。
また「お前はダメだ」なども同じで、自分のことを、自分はダメな人間だと信じ、自分に自信を失い、辛さや苦しさを覚えます。
その他にも「認められたい」「理解されたい」「愛されたい」「大切にされたい」「他人は信じられない」
「あんな言い方されたくなかった」「こうあるべき」「負けたくない」「思い通りじゃないと嫌」
などがあります。(心の叫びのようなものです)
通常人は、この黒パターンを中心にして生きています。
この黒パターンが強いと、物事を極端に受け取ったり、思い通りとならない人生に生きづらさを感じたりします。思考の渦が収まらず、他人の言動や態度がいつまでも忘れられません。考えすぎてイライラしたり、思い出して怒りを覚えたり、不安になり、ストレスを感じます。
この黒パターンは本当に人を苦しめます。まずはこの黒パターンを認識し、落ち着かせるワークを行います。
白パターンとは
黒パターンの対極にあるもので、自分自身を楽に自由にし、開放感や広がり、安心感などを感じられます。
白パターンを選ぶことで、物事の見方が柔軟になり、他人との付き合い方も今までとは違うものに変わり、人生の捉え方も変わっていくのを感じられると思います。安心感や安らぎ、強さや優しさを感じられ、自分自身を信じられるようにもなっていきます。
黒パターンが落ち着いたら、この白パターンに選び変えるワークを行います。
選び変えた際に感じる、暖かさや広がり、安心感や穏やかさや開放感、また力強さなどをしっかり感じて、味わって頂きます。慣れてきたら日常の生活にも取り入れて、この穏やかで安心した世界を生きるようになります。
本当の「私」
ここでいう本当の「私」とは、普段私たちが思っている私とは異なり、魂の核と成る中心に在るものです。普遍の意識、真我などとも呼ばれています。
普段私たちは、黒パターンでいることを本当の私だと思っています。
しかしそれはパターンであって、本当の私ではなく、本当の「私」とは、感情(怒り、不安、恐れ、悲しみ、苦しみ、辛さ)や感覚(不快感、苛立ち、ストレス)を客観的に感じている存在であり、また普遍的な資質(許し、理解、受容、創造、智恵、強さ、行動力、美、優しさ、勇気、健康、豊かさ、喜び)で構成されているものです。
この本当の「私」が育つと、これらの資質を意識的に使い、人生を自由に創造することができるようになります。