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  • 執筆者の写真: 渡邊 優
    渡邊 優
  • 1月14日
  • 読了時間: 2分

昔読んだ本に、ホッファーというアメリカの哲学者が言った言葉がありました。「他者への没頭は、それが支援であれ、妨害であれ、愛情であれ、憎悪であれ、つまるところ自分から逃げるための手段であると」


いやいや耳が痛いです。思い返せば、私も逃げ回った過去が沢山あります。仕事へ、趣味へ、友人へ、お酒へ、彼女へ、どこか違う土地へ行ってみたいという衝動からの旅行、当時はそれが自分からの逃げだとは思っていませんでした。気分転換くらいの感覚だったのです。でもこの気分転換は、私の気分がスッキリしないことを何か別のことで誤魔化していたのです。


それは思い通りにいかない世の中や、思い通りにならない自分や他人への憤り、はたまた金銭問題から女性問題、家庭問題や離婚、仕事の問題、もしくは子供の頃からのトラウマなど、問題はそれぞれでしたが、どれもが他のことで解決できる問題ではありませんでした。そう考えると、自分から逃げずに自分に向き合う作業というのは少々しんどい作業なのかもしれません。やったことも習ったこともありませんしね。


しかし、自分のことは自分でしか引き受けられない、というのが今まで自分と気合ってきた私の結論です。自分以外の誰もが、自分自身のことを引き受けることはできないのです。

きっと大人になり自立するとは、この引き受ける力のことだと思いました。

さて、今日も引き受けていきます。

 
 
 

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