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執筆者の写真: 渡邊 優
渡邊 優
5月22日
読了時間: 2分

とても良い本でしたので、今日はその本を紹介しようと思います。

「世界は贈与でできている」


この本は資本主義の隙間にある、お金では買えない、普段私たちが気づいていない、でも実は与えられていた(贈与されていた)目に見えないものについて書かれています。

資本主義によくあるWIN WINや、ギブアンドテイクはあくまで交換です。しかし贈与とは、交換するのではなく、与えるだけの、与えっぱなしのものです。


その代表的なものが、親の愛情です。親の苦労子知らずとは、本来、親の苦労を子供が知ってしまったら、子供は耐えられない、だから知らなくていい、そういう意味だと著者はいいます。

贈与の中でも代表的なものがサンタクロースです。クリスマスにプレゼントを貰った子供は、誰に貰ったのかわからないので、返礼が必要ありません。しかもサンタクロースが実は親だったと気づいた時は、子は大人です。これが贈与だといいます。時間差で気づくもの、しかも、意識しないと気づけないもの、それが贈与です。


そして著者はいいます。

私たちの周りには贈与で溢れているとです。

空気も、水も、人間には作ることができません。これらは誰かから与えられているものです。

その他にも、先祖から頂いた肉体から、過去に先人たちが残してくれた豊かに生きられるもの全てが、私たちを支え、今があると。


そして著者は問います。どうしてこのような贈与に気づかなければならないのかとです。

それは私たちがこの世界を、新たな視点で生き直すためです。

私たちは実は沢山のものを贈与されていた。だからその贈与を今度は与える側に、自然となれるのです。贈与されていたことに気づけるからこそ、それができる。


私はこの本を読んで、普段考えもしない視点から、与えられていたものに沢山気づくことができました。そしてそれらは、私の心をほっこり温かくさせてくれるのです。そんな大事なことを教えてくれる良本でした。

 
 
 

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