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執筆者の写真: 渡邊 優渡邊 優

「幸せになる勇気 アドラーの教えⅡ」著 岸見一郎を読みました。

哲人と青年の対話形式となっているので非常に読みやすく、グイグイと引き込まれ、本が線だらけになりました(笑


今回もまた、自身の理解と整理のためにもここに記しておきます。

アドラーが教える人生のタスクには、仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスクとあり、

特に愛のタスクが非常に面白かったので、今回はアドラーの教える、この愛のタスクを紹介します。


アドラーの教える愛のタスクとは、観念的な神の愛ではなく、本能的な動物の愛でもなく、「人間の愛」をテーマにしています。

一般的な愛とは、自然に恋に落ちるように制御不能で意志の力が及ばない、物欲に取り憑かれるようなものだと説明します。

しかしアドラーは、我々人間は神でも動物でもない、「人間の愛」を考えなければならないといいます。それは意志の力を使い、「築き上げていく愛」だと。

私の幸せでもなく、あなたの幸せでもなく、「わたしたちの幸せ」を優先して挙げるのです。

私だった人生の主題は私たちに変わり、幸福なる生を受け入れるためにも「わたし」は消えてなくなるべきだと。


他者を愛することによって、ようやく人間は大人になり、自立するのですと。

だから愛する「技術」を身につけ、愛することを恐れてはいけないんだよと、教えています。

たった二人からはじまった「私たち」は、やがて共同体全体に、そして人類全体にまでその範囲を広げていくでしょうと。


確か、先日読んだ本のケンウィルバーも同じことをいっていました。

人類全体から、地球全体に、そして宇宙へと意識が広がっていくと。


人の成長、進化というものは自分という個から離れて、他者を気遣い、やがては人類全体を気遣い、地球という星から宇宙という全体にまで派生しいくのだなと....

ここまで壮大なビジョンですと私のミームでは全く想像ができません.....

ですが、まだまだ私の知らない領域を、全体の一部として、しっかり機能していこうと思いました。


良い勉強になりました。




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