渡邊 優
今週のバレエレッスンはいつもの先生がコロナで倒れたため、久しぶりに大先生のレッスンでした。
大先生はガニ股、立て膝で椅子に座り、その風体は男性そのもの、いや、男性よりもオッカナイ・・・
その大先生のレッスンで気づいたことがありました。
それは余計なものが一切ないということです。
無駄口もなければ余計なおしゃべりも、会話もない。バレエを指導して、必要であれば注意をし、ただレッスンに集中するというもの。
当然和気あいあいもなければ、笑顔もない。でもそれが妙に心地いいんです。
気を遣ったりすることのない淡々と進んでいく厳しいレッスン。
そこには、ここに何をしにきたのかという明確な答えがある気がしました。
それは、バレエをしにきているという、それ以外に余計なものが一切ない、シンプルな答えです。
このシンプルなスタンスというのは、この大先生の哲学なのだと思いました。
(パッションはあります。アツいです)
レッスンとは何か、学びとは何か、それは黒パターンを介入させずに、ガチで学び、ガチでレッスンを受ける、成長や上達のために。
余計なものはないけど、ガチがある。
そんな新たな意味づけを学んだ気がしたレッスンでした。