渡邊 優
「思い通りにしたい」「思い通りじゃなきゃ嫌だ」「思い通りの自分じゃなきゃ嫌だ」
この私のパターンは、目の前の現実、もしくは現実の自分に抵抗し、抗っているのだと思いました。現実という世界に抗えば抗うほど、苦しさ、悔しさ、もどかしさは強くなり、それはまるで川の流れに逆らって泳ぐかの如く、もがき苦しむようです。
それは時に理想の自分像を追ってみたり、理想の結果を求めてみたりと、現実とは違う、何か理想郷的なものを求めるから苦しくなる。
パターンはまるで、空想というファンタジーの世界を求め、そこで生き続けようとしているみたいです。きっとパターンに思考を支配されているとき、この世界にいるのかも知れません。
そして、抗うことが困難だとパターンが悟った時に、逃避へと変わる。
幾度となくこれを繰り返してきたのを思い出しました。
でもこれって、目の前の現実、もしくは現実の自分自身を受け止めていないからだと思うのです。
パターンからしたら、現実の自分をみるとがっかりして傷つくからなのか、目の前の現実を受け入れると負けた感があるからなのか、その時々で違うとは思いますが、大体こんなところではないかと思います。
もう抗わない。
それは現実を現実として受け止め、ただ理解することだと思いました。
抗わないで生きる生き方。新たな発見です。