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執筆者の写真渡邊 優

「あれこれ言われたくない」という私のパターンは、もう本当にあれこれ言われることにうんざりします。そんなあれこれ言われたくないというパターンが一番騒ぐ時が、ピアノのレッスンの時です。約一時間のレッスン中「ちがーう!そこはフォルテ!そこは♭シでしょ!もう一回!」と檄を飛ばされ(パターンは野次と取っている)「もう勘弁してくれ!う・る・せ・え〜〜〜」と私のパターンは心の中でシャウトするのです。自分史上一番あれこれ言われる一時間です。早く終わらないかな〜と時計が気になる一時間です。


でも、なんでそこまであれこれ言うのか、そこまで熱い指導が必要なのか、今日はそんなことを考えていました。そこはやっぱり先生の、上手くさせたいという思いがそうさせているのだと思います。以前先生が言っていた、大きな曲を弾いた時にこの基礎が役に立つのだと教えて下さいました。70年ピアノ一筋の先生がそう言うのですから間違いないです。

でもパターンは・・・・・そうなんです。

このパターンが騒ぐと100%先生から吸収することができません。お金も時間も勿体なくなるんです。それほどこのパターンは、何かを習うときの弊害になります。


先生の言葉の裏にあるものをしっかり受け取って自分のものにしていきたい。

自分にはないものを先生方は持っており、技術だけではない何かがそこにはある気がします。


表面的なあれこれに囚われずに、真意を汲み取って自分のものにしていくことこそ、習い事の醍醐味かもしれません。あれこれ言われるレッスンを味わいながら、また練習に励んでいこうと思いました。


しかしパターンが騒ぐ場面を沢山提供してもらえて頑張り甲斐もあるもんです。感謝。

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