• 渡邊 優

「世界から戦争がなくならない本当の理由」

著 池上彰を読みました。


第一次大戦から第二次大戦、湾岸戦争、ボスニア紛争、内戦、テロを、現代史から見たフラットな見解で解説される内容は、非常に考えさせられるものばかりであり、相手国から見た戦争という新たな視点を与えてくれる内容でした。


特に考えさせられるのは、太平洋戦争以降の戦争において、常に戦争をリードしてきたのは敗戦国ではなく、戦勝国であったということです。


アメリカは戦争で経済が潤うという味を占めてベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争へと進んでいきました。旧ソ連は第二次大戦でドイツ軍の侵略を受け、2700万人(日本人の犠牲者が300万人と言われていますので約10倍)もの犠牲者を出したトラウマから、自国周辺に緩衝地帯を築こうと考え、東欧諸国を支配しました。東欧諸国は独立した国家運営ができず、さまざまな悲劇が生まれました。

戦争の教訓が次の悲劇を生む。実に皮肉なことでした。


私が思うに、戦争の種は全てパターンであり、恐れや怒り、プライドや欲に振り回された結果、他への侵略や資源争いへと発展しました。自分を見ていればこんな惨劇にはならなかったと思います。

私自身、他人と争い、比較するパターンは沢山あります。

「負けたくない」「下に見られたくない」「舐められたくない」そう思われたら生きていけないとパターンは思っています。

しかし、これを使うと戦いの連続で、人生がやさぐれてしまう。

何より自分自身が苦しくて生きた心地がしない。

だから、使わない。


先月の合宿で教わった言葉を思い出します。

『如何なる問題も、それを作り出したレベル、意識によって解決することはできない』

まさにそうだと思います。


そして、著者は最後にこう言います。

どうすれば同じ過ちを繰り返さなくなるのかを、我々は考え続けなければいけないと。




最新記事

すべて表示

もう抗わない

「思い通りにしたい」「思い通りじゃなきゃ嫌だ」「思い通りの自分じゃなきゃ嫌だ」 この私のパターンは、目の前の現実、もしくは現実の自分に抵抗し、抗っているのだと思いました。現実という世界に抗えば抗うほど、苦しさ、悔しさ、もどかしさは強くなり、それはまるで川の流れに逆らって泳ぐかの如く、もがき苦しむようです。 それは時に理想の自分像を追ってみたり、理想の結果を求めてみたりと、現実とは違う、何か理想郷的

夫婦喧嘩は犬も食わない

両親がめっちゃ夫婦喧嘩をしているんですね。 その模様が毎日LINEで父、母の両方から飛んできます。 その二人の内容は、お互い怒りに満ち満ちており、できる限り聞くようにしていますが、その度に私のパターンは騒ぐのです。 特に父に対しては「もっと母に優しくしてほしい」「もっと母を理解してほしい」このあたりが騒いでどうしても母親の肩を持ってしまう。 そうするとイラッとして、腹が立って、三行半をつけてしまう

待つということ

自分を待つ。 自分の成長を待ってあげる。この意味が当初理解できませんでした。 結果と成果が重視される社会にどっぷりと浸かっていた自分には、自分を待ってあげるということがどういうことか理解できなかったのです。 自分の成長、成果、結果をもっと早く手に入れたい。 そのあまりに慣れ親しんでいたパターンは、何事にも行動が必要で、努力があって、それに対する目に見える結果という対価が必要だと信じていたのです。