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執筆者の写真渡邊 優

自分の思考を観察していると、正しいか間違いか、損か得か、そういった物差で物事を判断しているように思いました。正しく、得であれば良い決断で、間違っていて、損であれば悪い決断として結果を判断しているのだと思います。要は自分にとっての、正しくて得する決断に執着しているのだと思いました。きっと成長とは、この結果に執着しないことなのだと思います。言い換えるならば、自分の間違いも損も受け入れられるということです。


私たちは兎角結果に執着しやすいです。上手くいく思い通りの結果にです。

それは上手くいかなかったとき、周りからの悪いレッテルや評価が怖いのと同時に、思い通りにいかなかったときの結果に耐えられないのだと思いました。


結果に執着すると大切なことが見えなくなると思います。

それは今です。今が見えなくなると思います。

今やること、今向き合うこと、今考えること、今選ぶこと、今に集中すること、この今が蔑ろにされるのだと思いました。


人事を尽くして天命を待つ、という言葉があります。

辞書に書かれているような達人のようにはいきませんが、結果は天に任せて、今自分のできることをしっかりやることは、誰もができることだと思います。


結果を考えずに、今やれることをしっかりやることの方が大事なのだと思いました。

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