- 渡邊 優
- 2019年11月1日
- 読了時間: 2分
著 稲盛和夫「生き方」を読みました。
この方の本は感動するな〜。
前回読んだ「心」も良かったですが、この生き方という本もいい。
重複している部分は多分にあり、心を磨けと口酸っぱく言われている気がするのですが、重さがなく、魂に訴えかける何かがあります。
それほど今の私に必要な言葉が書かれているのだと思います。
こと魂の話になると、「俗世でいくら出世しようが、事業が成功しようが、一生かかっても使いきれないほどの富を築こうが、心を高めることの大切さに比せば、一切は塵芥のごとき些細なものでしかないのです。宇宙の意思が意図し定めた、人間という生命が最終的にめざすべきものは、ただ心の練磨にあり、その魂の修行、試練の場として、私たちの人生が与えられているということなのです」
と、ハッキリ言っています。
著者自身、これほどの富と成功を築いても、一切の奢りがなく、常に魂を練磨し続けているというところが、この方の素晴らしい人格が伺えて尊敬します。
また、著者はこのようなことも言っています。
「人間というものは煩悩から離れることはできない。私を含め、人間とはそれほど愚かで不完全な存在なのです。しかし、それはそれでいいのです。正しくあろうと心の練磨に務めること、それ自体が尊いのです。宇宙の意思は、何事かをなした人を愛するのではなく、何事かをなそうと努める人を愛するのです」なんだか勇気が湧いてきます。
そして成長とは、嫌なことや問題がなくなったりすることではなく、覚悟だったり、受け止める力がつくことだったり、塵や埃と一緒にいられることだと、この本と昨日の出来事から学びました。
著者のところまで行くには今回の人生では正直足りないと思います。
あと2〜3回必要かも。
しかし、そうあろうと努めることは、忘れたくないものです。

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