top of page
  • 執筆者の写真渡邊 優

今日はバレエレッスンの日でした。

そしてこの1月で、バレエを初めて5年目に突入です。

正直、まさかここまでやるとは思ってもいませんでした。いやマジで・・


今でもありありと思い出せます。バレエスタジオの門を叩いた日のことを・・・

スタジオの扉を開けた瞬間、そこには大人から子供までの沢山の女性がズラッと並んでいて(丁度センターレッスンをしていた時でした)扉を開けた私の方を全員が見て、全員と目があった気がしました。


全員が、誰こいつ、何しにきたの?・・そんな目で見られているような気がしたのです。

背筋が凍りました・・・俺、この中に入るの?これやるの??と・・・そして不安と恐怖から、そっと、ドアを閉めました。


「ダメだダメだ、行っちゃいけない!ここは俺の来るところじゃない!」どこからともなく、危険を知らせる声が聞こえてきたのです。そしたらドアの向こうから「体験の方ですよね!」という大きな声が聞こえてきました。そしてもう一度勇気を出して、それはそれは恐る恐る、そお〜〜〜っとドアを開けたのです。そしてさっきよりも更に生徒全員と目が合いました。


あっ、俺終わった。。。

これが私の、クラシックバレエの第一印象でした。


それは今までの自分が何一つ通用しない、全く敵わない場所だと解ったからです。

同時に、私のプライドというパターンがガラガラと音を立てて崩れていくのがわかりました。

そしてバレエスタジオに一歩入り、ドアを閉めました。

プライドを持っていた自分は既にどこにもおらず、借りてきた猫のように大人しく、緊張し、これからどこに行くんだ自分・・・そんな途方もない迷いと後悔がありました。

それが、私の初日だったのです。


それからというもの「時計を見るな!あくびをするな!もう一回!お腹を引き上げろ!つむじから上に引っ張られているように!」と、体育会系の指導を受けています。

しかしそれはバレエの技術だけではない、物事に対する向き合い方や学ぶ姿勢、人の在り方というものを学んでいる気がします。

おかけで私の、プライドという鎧も少しは壊れたと思います。


また今年一年も、しっかりレッスンを受けていこうと思いました。


最新記事

すべて表示

私のこの日記でもちょくちょく出てくる「他人の評価」「他人からのジャッジメント」「他人の裁き」これが嫌というパターンがあります。 パターン的にはこれをされると、何だかバカにされている気がするし、上から目線で見られている気がする、そうであると不快感を抱き、腹が立って、悔しい、とパターンは言います。 そして今選んでいる白パターンが、もう他人の評価に囚われて自分を苦しめるのはやめよう、です。 これは、自分

あっ、これパターンだな・・・と思った時、できるだけ力を抜くようにしています。 そうすると不思議と体だけではなく、心の力も抜けて、身構えていたり、緊張していたり、こうあらねばと凝り固まっていた心のひだが解けていくような感覚になります。 そのままの自分でいいとは、どうにかなろうとしなくていいし、どうにかしようとしなくていいのだと思いました。そのままの自分で、できるだけのベストを尽くせばいいし、ただ手は

誰かの言動に引っ掛かり、パターンが騒ぐ時、相手の中に自分を見ている気がします。 同じパターンを持つ相手に、自分を見ている気がするんです。そう思った時、この相手が何だかわかる気がしました。他人は自分の鏡とはこういうことかもしれません。不思議な感覚でした。 他人を通して自分を知り、自分と他人への理解も深まるのです。 相手を知り、理解することができるのも、黒パターンのお陰だと思いました。 そうやって相手

bottom of page