- 渡邊 優
- 2022年1月18日
- 読了時間: 2分
今日はバレエレッスンの日でした。
そしてこの1月で、バレエを初めて5年目に突入です。
正直、まさかここまでやるとは思ってもいませんでした。いやマジで・・
今でもありありと思い出せます。バレエスタジオの門を叩いた日のことを・・・
スタジオの扉を開けた瞬間、そこには大人から子供までの沢山の女性がズラッと並んでいて(丁度センターレッスンをしていた時でした)扉を開けた私の方を全員が見て、全員と目があった気がしました。
全員が、誰こいつ、何しにきたの?・・そんな目で見られているような気がしたのです。
背筋が凍りました・・・俺、この中に入るの?これやるの??と・・・そして不安と恐怖から、そっと、ドアを閉めました。
「ダメだダメだ、行っちゃいけない!ここは俺の来るところじゃない!」どこからともなく、危険を知らせる声が聞こえてきたのです。そしたらドアの向こうから「体験の方ですよね!」という大きな声が聞こえてきました。そしてもう一度勇気を出して、それはそれは恐る恐る、そお〜〜〜っとドアを開けたのです。そしてさっきよりも更に生徒全員と目が合いました。
あっ、俺終わった。。。
これが私の、クラシックバレエの第一印象でした。
それは今までの自分が何一つ通用しない、全く敵わない場所だと解ったからです。
同時に、私のプライドというパターンがガラガラと音を立てて崩れていくのがわかりました。
そしてバレエスタジオに一歩入り、ドアを閉めました。
プライドを持っていた自分は既にどこにもおらず、借りてきた猫のように大人しく、緊張し、これからどこに行くんだ自分・・・そんな途方もない迷いと後悔がありました。
それが、私の初日だったのです。
それからというもの「時計を見るな!あくびをするな!もう一回!お腹を引き上げろ!つむじから上に引っ張られているように!」と、体育会系の指導を受けています。
しかしそれはバレエの技術だけではない、物事に対する向き合い方や学ぶ姿勢、人の在り方というものを学んでいる気がします。
おかけで私の、プライドという鎧も少しは壊れたと思います。
また今年一年も、しっかりレッスンを受けていこうと思いました。
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