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執筆者の写真: 渡邊 優渡邊 優

10年という月日、最近それが短く感じます。

何かを学び始めて、もしくは習い始めて10年、寧ろ最初の10年はやっと基礎を身につけた、そのレベルなんだと思いました。ピアノの先生、バレエの先生、カウンセリングの先生、色々なその道のプロの先生を見てきましたが、その方達みんな長い時間軸でご自分のことを見てらっしゃる。それぐらい自分に時間をかけていいのだと思います。


最近周りの話を聞いていると、10年という月日がとても長く、また同じことを続けることが億劫な方が多いです。早く結果を得たい、早く自分を変えたい、早く成功したい、簡単に楽になりたい。そこはパターンの思うところですが、直ぐに結果が出て楽になれるものは、直ぐに元に戻ります。例えば楽しい趣味、仲間とのワイワイ、お酒で紛らわす、などです。


ですが10年かけて身につけたものはそうそう戻ることはありません。それだけ、自分にコツコツと与えたものがバックボーンとなり、その人の在り方を変えていくのだと思います。


10年かけて基礎を学び、その後の10年で応用を学ぶ。

それぐらいの時間軸で自分を見ていいのではないかと思いました。


自分に時間をかける、10年単位で。

それは、焦らなくていいということ。

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