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執筆者の写真渡邊 優

自分のパターンを見ていると、パターンは自分のことを、わかってもらいたい、大切にしてもらいたい、支えてもらいたい、愛してもらいたい、そんな思いを他人に求めます。きっとそうしてもらうことで、自分が成り立つと思っています。そんなパターンたちの面倒を、一体誰が見ていくのか・・・


「私」なら、パターンのことをわかってあげられるし、大切にすることも、許すことも、支えることも、愛すこともできます。そうやってパターンと向き合いながら、同時に「私」も育てられています。きっとそれが本来の、パターンと「私」在り方だと思いました。


パターンの思いを他人に求めたとき、なかなか伝わらなかったり、わかってもらえなかったり、はたまた蔑ろにされたりと、パターンの思いを受け止めてもらえません。寧ろイライラするかも。しかし「私」がパターンを面倒見るときは、きっとパターンからしたら一番分かってもらえる存在なのだと思います。正直私の場合、パターンの本音を分かってくれる存在は「私」以外にはいなかったと思います。そうやって少しづつですが、パターンと「私」の信頼関係ができるのだと思いました。


以前先生から「一番難しいのは自分との関係」と聞いたことがあります。それが最近になってよくわかります。パターン嫌うのか許すのかでは、パターンとの関係も大きく変わってくると思いました。

自分の中のパターンを差別なく受け入れるということ、それが今の私にとって、何よりも大事なことです。きっとそれがベースとなって他者との関係も作られるのだと思います。


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