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執筆者の写真渡邊 優

語りかけで出る涙は、パターンがやっと分かってくれた、やっと気づいてくれた、という内に秘めていた本当の悲しみ、寂しさが涙となって出てきていると思います。

最近こそ久しく泣いていませんが、語りかけを始めた当初はよく泣いていました。ということは、それだけ自分を理解していなかったし、本当の気持ちに蓋をしていたのだと思います。


社会では感情を出さずに冷静でいられることがよしとされますが、その本当の内側では、イラッとしたり、凹んだり、寂しかったり、悲しかったり、疎外感を感じたりすることはあると思います。そこに気づかないふりをして蓋をする方が、パターンにとってはよっぽど辛く悲しい事だと思いました。

だから、本当の気持ちに気づいてもらったとき、パターンは涙を流すのだと思います。


自分を大事にするって、こういうことだと初めて知ったのが、語りかけでした。

子供の頃から癇癪持ちだった私は、我慢したり耐えることが非常に苦手で、思い通りにならない出来事に異常な苦しさを抱いていたのを覚えています。そこに風穴を開けたのが語りかけでした。

私はこの語りかけのワークで随分救われたんです。

納得できない出来事でも、語りかけのおかげで心が落ち着き、安心して日々を送れるようになり、やっとまともになれた気がします。


私にはまだ気づいていないパターンが多分にあると思います。

その一つ一つに蓋をせずに、今日も救っていこうと思います。


パターン達よ、いつでもいらっしゃい。

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