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  • 執筆者の写真渡邊 優

「自分の中に起きていることだけをやればいい」岩手の合同会で私の耳に残った言葉です。


パターンは幻想を追い求めます。理想の自分、理想の他人、理想の環境、理想の両親、理想のパートナー、理想の仕事、そんな幻を求めると本当に苦しくなります。私もそうです。理想という自分を求め、そうなれない自分を責めます。思い通りの環境や人間関係を求め、そうではない環境や関係と、自分に辟易します。

そんな時、周りのことを考えます。あの人はなぜ?どうしてあんなことを言うの?どうしてこんな状況なの?と自分以外の他人や、場について考えました。

ですが、そこをいくら考えてもそこは変わりません。むしろ、考えるだけ無駄でした。


「自分の中に起きていることだけをやればいい」それは、自分の中に起きている問題は自分にしかできないし、他人にはできないのだと思います。人の内側で起こることというのは、そういう風にできているのだと思いました。


今思い返してもそうです。自分の中にある本質的な問題を、他人がどうこうすることはできません。自分が向き合い、受け入れて初めて変化が生まれます。他人ができることと言えば、ナビゲーションだったり、共に考え、向き合うお手伝いまでです。


そこはピアノも同じで、次の課題を教えてもらっても、やるのは自分です。時間と労力をかけて練習し、自分のものにしていくのです。もしかしたら全てのことが、そのようにできているのではないかと思いました。


理想を求めず、淡々と自分の中に起きていることだけをやればいい。

真理のような気がします。

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