渡邊 優
私の過去の語りかけを見返してみると、あんなこと言われたくなかった、思い通りじゃなきゃ嫌だ、恥をかきたくない、怒られたくない、責められたくないなど、ほとんどの語りかけに「もう傷つきたくない」というフレーズが入ってきます。
私のあらゆるパターンは、もう傷つきたくない、もしくは傷つくのを恐れているのだと思いました。
傷ついた時、もしくは傷つきそうな時の行動として、ほとんど場合が、戦うか、守るか、逃げるかの選択だと思います。あんなことを言った人に対して、あんなことを言った人が許せないと、怒りに震えてその人と戦います。自分と戦う時もそうで、こんな自分ではダメだと自己否定して、自分自身と戦います。
自分を守る時は、傷つかないように本音を言わないか、言い訳をするか、自分を出さないようにして自分を守ります。もしくは傷つくことを恐れて、人と深く付き合おうとせずに自分を守ります。
逃避の場合は、相手はきっとこうなのだろうと勝手に想像して、傷ついた自分自身から逃避します。
しかしそのどれもが、傷ついたこと、もしくはこれから傷つくかもしれないことを、受け入れていないのです。
パターンは守りますし逃げます。なぜならそれが一番安全な方法だと思っているからです。
しかし本当の私は違います。傷ついたことを受け入れ、癒します。
そしてこれからも傷つくかもしれないけど、また傷を癒すことができるから、大丈夫だと知っています。
だからこれからは、
もう傷つくことを恐れるのはやめよう。
これを選んでいこうと思います。