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  • 執筆者の写真渡邊 優

こうあるべきと自分に課すと、なんとも言えない苦しみを感じます。

正しい人間、聖人君主、清く正しく美しく、というパターンが望むこうあるべき。現実として、そうなれない自分に憤りを感じますね。またこうあるべきと決めつけた瞬間から、自分の中の人間臭いドロドロした部分を否定することに繋がり、それと同時に自らを苦しめるのだと思いました。


人間って、色んな部分があっていいのだと思います。

妬みや嫉妬、僻みや他人との比較、憎しみ、怒り、自惚れ、傲り、弱さ、狡さ、などなど。

大事なことは、そんな自分を自覚し、受け入れることだと思います。すると不思議とそれらは暴れなくなるんです。嫌なものだと決めつけて蓋をしたり、嫌悪すればするほどネガティブなそれらは暴れ出します。まるで否定されたことに怒っているように、無視されたことに腹を立てているように自分の存在をアピールし、暴れ、私に知らせるんです。ふざけんな〜!と。そうして初めて降参するしかなくなり、自分のそれを認め、受け入れるのでした。


そうして初めて目が覚める思いをします。

自分は、本当はどうありたいのかと。

そう考えると苦しみとは、私に何かを気づかせるためのサインの一つです。


どんなパターンも否定することなく私の管理下に置いてあげる。

そうやって私の元で自由にさせてあげればいいのだと思いました。


もう枠にはめなくていい。




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